
「まだ大丈夫」が
危ない?親の家で
確認したい
ポイント
ご実家に帰省した時や、久しぶりに親御さんの家を訪れた時、
「特に困っている様子もないし、まだ大丈夫そう」
と感じることはありませんか。
しかし、住んでいる本人にとっては当たり前になっている小さな変化が、実は将来の大きな困りごとのサインになっていることもあります。
親世代にとって住み慣れた家は安心できる場所ですが、年齢を重ねるにつれて住まいとの付き合い方も少しずつ変わっていきます。
今回は、「まだ大丈夫」と思っているうちに確認しておきたい、ご実家のチェックポイントをご紹介します。
■ 階段や段差は安全ですか?
毎日使っていると気づきにくいものですが、転倒事故の原因になるのが階段や段差です。
玄関の上がり框(かまち)が高すぎないか、階段に手すりはあるか、廊下や居室との段差はないかなどを確認してみましょう。
親御さん自身が
「慣れているから平気」
と言っていても、年齢とともに足腰の筋力やバランス感覚は少しずつ変化します。
特に夜間のトイレ移動や暗い廊下は思わぬ事故につながることがあります。
■ 水回りに不具合はありませんか?
キッチンや浴室、洗面所、トイレなどの水回りは毎日使う場所です。
・蛇口から水漏れしていないか
・排水の流れが悪くないか
・給湯器の調子はどうか
・浴室の床が滑りやすくなっていないか
こうした点も確認しておきたいところです。
特に給湯器は突然故障することがあります。
「まだ使えるから」と先延ばしにしているうちに、真冬にお湯が出なくなるというケースも珍しくありません。
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■屋根や外壁の傷みを見落としていませんか?
普段生活していると、屋根や外壁をじっくり見る機会はあまりありません。
しかし、
・外壁のひび割れ
・塗装のはがれ
・雨どいの破損
・コーキングの劣化
などは、放置すると修繕費が大きくなることがあります。
また、雨漏りは発生してからではなく、その前兆を見つけることが大切です。
天井にシミがないか、壁紙が浮いていないかなども確認してみましょう。
■ 不用品が増えていませんか?
高齢になると、重いものを処分したり整理したりすることが負担になりがちです。
気づけば使わない家具や家電、衣類、日用品が増えていることもあります。
物が増えすぎると転倒リスクが高まるだけでなく、いざ住み替えや相続、売却を考えた際に大きな負担となります。
「捨てなさい」と言うのではなく、「一緒に片付けようか」という声掛けの方が受け入れられやすいかもしれません。
■空き部屋や使っていない場所も確認を
子供が独立した後の部屋や、普段使わなくなった和室などは意外と見落とされがちです。
しかし、
・結露
・カビ
・雨漏り
・シロアリ被害
などは、人が出入りしない場所ほど発見が遅れる傾向があります。
たまに窓を開けて換気をしたり、押し入れの中を確認したりするだけでも違います。
「使っていないから大丈夫」ではなく、「使っていないからこそ確認が必要」と考えてみましょう。
■将来のことも少しだけ話してみる
家の状態と同じくらい大切なのが、親御さんの考えを知っておくことです。
「この家を将来どうしたいと思っている?」
「住み続けたい?」
「もし管理が難しくなったらどうする?」
そんな話題は切り出しにくいものですが、元気なうちだからこそ落ち着いて話せることもあります。
実際に、相続や空き家のご相談では、「一度も話し合ったことがなかった」というケースも少なくありません。
答えを急ぐ必要はありませんが、家族で少しずつ共有しておくことが安心につながります。
親御さんの家は、毎日見ている本人よりも、たまに訪れる家族の方が変化に気づきやすいことがあります。
大きな修繕や住み替えの話をする前に、まずは
「最近困っていることはない?」と聞いてみることから始めてみてはいかがでしょうか。
「まだ大丈夫」と思っているうちに確認しておくことが、将来の大きな負担やトラブルを防ぐ第一歩になるかもしれません。
住まいのこと、ご実家の活用や売却、住み替えについて気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
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