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田舎の家を買う時
に確認したい
5つのこと
浄化槽・水道・道路まで購入前に
チェック
自然に囲まれた静かな暮らし、広い土地、家庭菜園、庭でのびのび過ごせる生活――
都会ではなかなか得られない環境に魅力を感じ、「田舎の家を購入したい」と考える方も少なくありません。
一方で、田舎の住宅は都市部の住宅とは違い、購入前に確認しておきたいポイントがあります。
価格が安いからという理由だけで決めてしまうと、購入後に「こんな費用がかかるとは思わなかった」「思っていたより管理が大変だった」となることも。
そこで今回は、田舎の家を購入するときに特に確認しておきたい5つのポイントをご紹介します。
◆1.上下水道・浄化槽はどうなっている?
田舎の家を購入する時、建物の状態と同じくらい確認しておきたいのが「水」と「排水」です。
都市部では公共下水道が整備されている地域も多いですが、田舎の物件では、浄化槽や井戸水などを利用している住宅もあります。
まず確認したいのは、その家がどのような給水・排水の仕組みになっているのかということです。
例えば排水については、
・公共下水道を利用している
・敷地内に個別の浄化槽が設置されている
・複数の住宅などで利用する集中浄化槽を利用している
など、地域や物件によって違いがあります。
個別の浄化槽の場合は、単独処理浄化槽なのか、合併処理浄化槽なのかも確認しておきましょう。
また、浄化槽は設置されていれば終わりではありません。
保守点検や清掃、法定検査などが必要になるため、購入前には現在きちんと維持管理されているかを確認することが大切です。
特に確認しておきたいのが、
・浄化槽の種類や設置時期
・直近の清掃や法定検査の状況
・保守点検をどこに依頼しているか
・ブロワーなどの設備に不具合がないか
浄化槽を正常に機能させるために欠かせない設備です
・浄化槽の清掃や修理などにかかる費用
・集中浄化槽の場合は、管理主体や費用負担、利用上のルール
などです。
集中浄化槽を利用している場合は、敷地内に個別の浄化槽が見当たらなくても、管理費や清掃費などの費用負担が発生することがあります。
購入前に、誰が管理しているのか、費用はいくらなのかを確認しておきましょう。
さらに、給水についても確認が必要です。
公営水道なのか、井戸水なのか、共同の井戸や簡易水道などを利用しているのかによって、確認するポイントが変わります。
井戸水を利用している場合は、水質検査の結果だけでなく、井戸ポンプの状態や交換時期なども確認しておきたいところです。
「水が出るから大丈夫」ではなく、どこから水が来て、使った水がどこへ流れていくのか。
その設備を誰が管理し、購入後にどのような費用がかかるのか。
ここまで確認しておくと、購入後に「こんな費用が必要だったのか」と慌てることを防ぎやすくなります。
田舎の家を選ぶ時は、間取りや価格だけでなく、こうした見えにくい設備や維持管理の仕組みまで確認しておきましょう。
◆2.道路は「家の前まで行ける」だけでは
不十分
田舎の物件では、道路についても注意が必要です。
物件の前に道路があるからといって、それだけで安心とは限りません。
まず確認したいのは、物件の前面道路が公道なのか私道なのかという点です。
私道の場合は、誰が所有しているのか、通行や工事のために利用できるのかなども確認しておきましょう。
特に中古住宅を購入する場合は、
・前面道路の種類
・道路幅員
・敷地が道路にきちんと接しているか
・私道の場合、誰が所有しているのか
・私道を通行・工事のために利用できるのか
・将来、建て替えができる土地なのか
などを確認しておきたいところです。
私道の場合は、車や人が通れるだけでなく、水道管などの工事で道路を掘削できるかどうかも確認が必要です。
ただし、こうした権利関係は購入者自身ですべて判断する必要はありません。
不動産会社に「通行や掘削に問題はないか」と確認しておきましょう。
◆3.広い土地ほど「管理できるか」を考える
田舎の家では、広い土地や大きな庭が魅力のひとつです。
家庭菜園を楽しんだり、庭でバーベキューをしたり、子どもが遊べるスペースをつくったりと、都市部ではなかなか得られない暮らしができるのも田舎暮らしの魅力でしょう。
ただし、土地は広ければ広いほど、購入後の管理も必要になります。
特に注意したいのが、草木と竹です。
購入した時にはきれいに整えられていても、春から夏にかけて草は一気に伸びます。
庭だけでなく、敷地の奥や境界付近、物置の周辺なども定期的な草刈りが必要になることがあります。
そして、田舎の物件で特に注意したいのが竹です。
竹は地下茎を伸ばして広がるため、敷地内に竹が生えている場合は、見えている竹だけを処理すれば終わりとは限りません。
放置すると新しい竹が次々と生えてきたり、敷地の別の場所まで広がったりすることがあります。
そのため、購入前には、
・敷地内に竹が生えていないか
・建物の近くまで竹が広がっていないか
・隣地に竹林がないか
などを確認しましょう。
隣地に竹林がある場合は、現在は敷地に影響がなくても、竹が敷地内へ入り込んでくる可能性があります。
内見の際には、敷地だけでなく周囲の様子も確認しておきましょう。
また、大きな樹木がある場合は、庭の様子も確認しておきましょう。
庭木は、季節ごとの景色を楽しめる一方で、成長すると枝が伸びたり、落ち葉が増えたりすることがあります。
広い庭のある家なら、その庭でどんなことをして過ごしたいか、どのくらい手をかけられそうかを考えてみるのもおすすめです。
草刈りや剪定など、自分でできる範囲なのか、必要に応じて業者にお願いするのか。
「庭が広くて楽しそう」という魅力だけでなく、実際に暮らしたときの庭の手入れもイメージしておくと、購入後の暮らしがより具体的になります。
広い土地ほど、購入価格だけでは見えない「維持するための負担」があります。
だからこそ、現地を見学するときは家の中だけでなく、敷地の隅々まで歩いて確認することが大切です。
◆5.建物だけでなく「周辺環境」まで確認する
田舎の家を選ぶ時は、建物だけでなく周辺の環境にも目を向けてみましょう。
自然が身近な場所では、季節によって虫が多くなったり、田畑が近ければ農作業の音やにおいを感じたりすることがあります。
山や海が近い場所なら、その土地ならではの景色や自然を楽しめます。
一方で、海に近い場合は塩害など、立地によって気をつけたいこともあります。
また、買い物施設や病院、学校、公共交通機関など、普段の生活で利用する場所までの距離やアクセスも確認しておきたいポイントです。
できれば、内見の際には周辺を少し歩いてみて、道路の様子や近隣の施設なども見ておくとよいでしょう。
「ここで暮らしたら、毎日の生活はどんな感じになるだろう」と想像しながら見てみると、その土地での暮らしをより具体的にイメージできます。
特に見落としやすいのが「車が使えなくなった時」です。
現在は車を運転できても、将来的に運転をやめる可能性があります。
その時、
「病院までどうやって行くのか」
「買い物はどうするのか」
「家族に毎回送迎してもらう必要があるのか」
まで考えておくと、購入後の暮らしをより具体的にイメージできます。
◆「安いから」ではなく「暮らし続けられるか」で考える
田舎の家では、浄化槽の維持管理や井戸・給水設備、庭の手入れ、建物のメンテナンスなど、暮らし始めてから気にかけることもあります。
だからこそ、購入前には「いくらで買えるか」だけでなく、実際に暮らし始めたらどんな生活になるのかをイメージしてみることも大切です。
庭の手入れはできそうか、車での移動は無理なくできそうか、家のメンテナンスはどの程度必要になりそうか。
すべてを完璧に把握する必要はありません。
気になることがあれば、その都度確認しながら、自分達の暮らしに合う家かどうかを考えてみましょう。
田舎の家には、都会の住宅にはない魅力があります。
その魅力を「こんなはずではなかった」という後悔につなげないためにも、価格や間取りだけではなく、土地・設備・道路・周辺環境までしっかり確認して、自分達の暮らしに合った住まいを選びたいものです。
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