
【東金市】
相続した実家
どうする?空き家
放置のリスクと
賢い売却手順
親が亡くなり、実家を相続したものの、「思い出があって手放しにくい」「荷物がそのままで片付けられない」「兄弟姉妹と意見が合わない」と、対応に悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
住む予定がなくても、実家を所有している限り、建物の管理や固定資産税などの負担は続きます。
一方で、慌てて売却を決めると、必要な手続きや税金の特例を見落とす可能性もあります。
大切なのは、すぐに売るかどうかを決めることではなく、現状を整理し、選択肢を把握することです。
今回は、東金市で相続した実家の売却を考える際に知っておきたいリスクと具体的な手順を紹介します。
1.空き家を放置すると、どのような負担が
生じる?
人が住まなくなった家は、換気や清掃が行われなくなることで湿気がこもり、カビや木材の傷みが進みやすくなります。
雨漏りや設備の故障に気づくのが遅れれば、修繕費が膨らむこともあります。
また、庭木や雑草が伸びると、隣地や道路にはみ出したり、害虫が発生したりする原因になります。
台風などで屋根材や樹木が飛散すれば、周囲に被害を与えるおそれもあります。
所有者には、空き家であっても適切に管理する責任があります。
さらに、固定資産税や都市計画税、草刈り、建物の点検などの費用もかかります。
管理状態が悪化し、法律上の「管理不全空家」などに該当して市から勧告を受けると、土地の固定資産税の軽減措置が適用されなくなる場合もあります。
ただし、空き家になっただけで直ちに税負担が増えるわけではありません。
問題は、使わない家を管理しないまま長期間放置することです。
2.売却を考えたら、最初に確認したい
3つのこと
① 誰が相続するのかを確認する
まず、遺言書の有無や相続人を確認し、遺産分割の話し合いが必要か整理しましょう。
兄弟姉妹など複数の相続人がいる場合、一人の判断だけで実家を売却することはできません。
売却する方針で合意できていても、売却代金の分け方や費用負担について話し合っておくことが大切です。
② 登記名義を確認する
不動産の名義が亡くなった親のままなら、相続登記が必要です。
相続登記は2024年4月から義務化されており、不動産を相続したことを知った日から原則3年以内に申請しなければなりません。
正当な理由なく義務に違反した場合、10万円以下の過料の対象となることがあります。
戸籍謄本などの必要書類や遺産分割協議書の準備が必要になるため、早めに司法書士などへ確認しておくと手続きを進めやすくなります。
③ 家と土地の資料を集める
固定資産税の納税通知書、購入時の売買契約書、登記事項証明書、測量図、建築関係の書類などがあれば用意します。
すべてそろっていなくても、相談は可能です。
資料が見つからない場合は、その旨を不動産会社に伝えましょう。
土地の境界や接道状況、建物の状態なども、売却価格や売却方法を考えるうえで重要です。
3.実家を売却するまでの具体的な手順
ステップ1:現地の状態を確認する
まずは家の中と敷地を確認し、雨漏り、設備の故障、庭木の繁茂、郵便物の滞留など、気になる点を記録します。
遠方に住んでいて頻繁に通えない場合は、管理を依頼できる業者を探す方法もあります。
ステップ2:不動産会社に査定を依頼する
査定では、売却できそうな価格だけでなく、売却に必要な作業や費用も確認しましょう。
東金市内でも、駅や商業施設への距離、道路の状況、土地の広さ、建物の傷み具合などによって需要は異なります。
古い家だからといって、必ずしも解体が必要とは限りません。
中古住宅として売る方法、土地として売る方法、修繕してから売る方法などを比較し、解体費用や片付け費用をかける前に相談することが大切です。
ステップ3:荷物の整理と売却条件を決める
家財道具が残っていても、査定の相談はできます。
最初から家の中を空にしようとすると、時間も費用もかかります。
貴重品、通帳、権利証、写真、契約書など、必要なものを先に確認し、その後に処分する物を分けましょう。
残置物の処分費用や解体費用を見積もり、売却価格と比較してから進めると、無駄な出費を抑えやすくなります。
ステップ4:契約・決済・引き渡しへ進む
売却条件がまとまったら売買契約を締結し、決済と引き渡しを行います。
契約前には、建物の不具合や過去の修繕履歴など、把握している情報を不動産会社に伝え、買主への説明方法を確認しておきましょう。
4.相続した実家の売却で、税金の確認も
忘れずに
相続した実家を売却して利益が出た場合、譲渡所得税などがかかることがあります。
ただし、一定の要件を満たせば「空き家の譲渡所得の3,000万円特別控除」を利用できる可能性があります。
この特例には、建物の築年や耐震性、相続後の利用状況、売却期限、売却価格などの条件があります。
適用期間は2027年12月31日までの譲渡が対象となっていますが、すべての相続物件に適用されるわけではありません。
売却後に条件を満たしていないと分かることのないよう、売却を進める段階で税務署や税理士に確認しましょう。
5.売るか迷っている段階でも、現状把握から
始める
実家を残すか、売却するか、賃貸に出すか。
どの選択が適しているかは、建物の状態や立地、維持費、今後の利用予定によって変わります。
東金市では、市が空き家の管理や活用、相続などに関する情報をまとめた「東金市空き家の手引き」を公開しています。
空き家バンクも設けられているため、売却や活用を検討する際には市の制度を調べてみるのも一つの方法です。
リフラットでは、東金市を中心に戸建て・マンション・土地の売買を取り扱い、相続した実家や不要になった空き家についてもご相談いただけます。
残置物の処分や草刈り、売却前のリフォームなども含め、物件の状態に応じた進め方を検討できます。
思い出の詰まった実家だからこそ、急いで結論を出すのではなく、まずは維持にかかる費用や売却の可能性を把握することから始めてみてはいかがでしょうか。
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